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麻疹の流行に気を付けましょう

今春、関東から始まった麻疹の流行が関西にも広がろうとしています。小児でワクチン未接種の人は早急にワクチン接種をすることをお勧めします。

 今春から関東の大学を中心に麻疹の集団発生がみられるようになりました。麻疹そのものは非常に感染力の強いものですから、全国への感染の伝播が危惧されていたのですが、最近では大阪でも集団発生があり、神戸でも散発性に発症が認められています。

 今年の発症の主体は今のところ大学生を中心とした比較的年齢の高い人達ですが、もしワクチン未接種の乳幼児に集団発生が認められるようになると、その流行を止めることは極めて難しくなってしまいます。

  今年の10代、20代における麻疹の流行には、以下の3つの理由が考えられています。




1. 麻疹に罹った人の90-95%は麻疹ワクチン未接種の人です。麻疹ワクチンはワクチンの中では効率のよいもので接種者の95%は有効な抗体を保持出来るとされています。麻疹ワクチン接種者で麻疹に罹ることは極めて稀です。今回の流行の主体の年令は、1989年〜1993年に行われていたMMR(麻疹・風疹・おたふくかぜ)ワクチンの世代に当たります。この時MMRワクチンの副作用(おたふくかぜワクチンによる無菌性髄膜炎)が多発したため、MMRのみならず麻疹ワクチン未接種者が多数いるものと思われます。




2. 次に麻疹ワクチンは接種しているのに麻疹に罹ってしまう1つの原因は、ワクチンをしたにも関わらず、何らかの理由で十分な抗体が出来なかったことが考えられます。最初から十分な防御抗体がない訳ですから、流行があれば麻疹に罹ってしまうということです。このことを一次性ワクチン不善といいます。



3. 最後は、ワクチン接種により当初は抗体が出来たのに、次第にその防御抗体が減少し、感染を阻止できなくなった場合が考えられます。昔は、常に周りに麻疹の流行があったために、麻疹ウイルスとの接触で刺激を受け抗体の値を高く保つことが出来ました。しかし、最近はワクチンの普及により麻疹の流行をみることが無くなっているために、この抗体増強効果(ブースター効果といいます)がなく、抗体の産生が低下した状態になっています。そのために麻疹に罹ってしまうという訳で、このことを二次性ワクチン不善といいます。



  麻疹の予防はワクチン接種が基本です。
今回の大学等での集団発生も殆どはワクチン未接種が原因と考えられます。日本は先進国の中では残念ながらワクチン接種率が低く、外国からは麻疹輸出国との有難くない非難を受けています。

その現状を改善するために、平成18年4月からMR(麻疹・風疹)ワクチンの定期2回接種が始まりました。対象時期は、1〜2才と小学校就学前1年間で、これにより確実に接種率の向上や一次性、二次性ワクチン不善の改善が期待できると思われます。

 しかし、この期間に当てはまらない小児でも、もし麻疹ワクチンが未接種であればすぐにもワクチンの接種を勧めます。ワクチンさえしておけば麻疹になることはまずありません。

 今の若い人達は、殆ど実際の麻疹に罹った人を見たことがないと思いますが、麻疹に罹れば間違いなく重症になり、脳炎や肺炎にもなる危険な病気です。見れば絶対に罹りたくない病気と思うでしょう。今回のように流行の持続が予想される場合は、1才以上の未接種者は早急にワクチン接種をして下さい。また、もし周りに感染者が出た場合は、1才未満の乳児でもワクチン接種をした方がよいでしょう。



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