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伝染性紅斑(リンゴ病)の話

伝染性紅斑は、リンゴ病という俗称で呼ばれていて、

幼児から学童期によく発症しますが、

成人にもみられることがあります。

小児では紅斑以外の症状は目立ちませんが、

成人では発熱や関節痛などの症状が出ることもあります。

また、血液疾患や免疫不全の患者、妊婦などには

重度の合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。













 伝染性紅斑はその症状から「リンゴ病」と呼ばれていて、

幼児や学童期に時に流行を起こします。

特に今年は夏頃から学童を中心に流行があり、

多発した年となりました。

原因は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスで、

1983年に伝染性紅斑との関連が明らかになりました。

感染は通常、上気道の分泌物である唾液、鼻汁、咳などを

介して起こります。一部は血液を介して起こることもあります。

その経過は、まず感染すると7〜10日後に血液の中に

ウイルスが回るウイルス血症を起こし、それが改善する

2週〜3週頃に特有の紅斑が出現するようになります。




 伝染性紅斑と判る臨床症状は、顔面、四肢、

臀部に出現する紅斑に特徴があります。

特に顔面頬部が赤くなるために、その特有な顔貌から

「リンゴ病」と呼ばれるようになりました。

紅斑は徐々に上腕、大腿などに広がり、網目やレース状に

見えるようになります。

紅斑は1週程で消失しますが、時には長く続く場合もあります。

小児ではこの紅斑以外の症状はあまりみられませんが、

成人の場合は紅斑以外に発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛などが

よくみられます。小児でも年長児では同様な症状が出ることが

あります。治療も対症療法だけでよく、紅斑には治療は不要です。






 ヒトパルボウイルスB19の感染で最も問題となるのは、

この紅斑ではなく、ある種の人たちには重度の合併症を

起こすことにあります。

このウイルスの増殖場所はヒト赤血球系前駆細胞から

赤芽球という赤血球の元の細胞で、感染によってこれらの

細胞を破壊し、造血障害を起こす原因となります。

健常な人では赤血球の寿命は120日ありますので、

少々造血が止まっても問題ありませんが、

元々造血障害のある溶血性貧血などの血液疾患の人では、

急性の造血障害のために危険な状態になってしまうのです。

また、免疫不全状態の人ではヒトパルボウイルスB19感染が

慢性化してしまい、重症貧血や白血球減少、血小板減少を

起こすといわれ、同様に危険な状態にしてしまいます。

更に、特に問題となるのは妊婦に感染を起こした場合で、

妊婦から胎児への垂直感染が起こりうることです。

感染により胎児に造血障害から重度の貧血、低酸素症、

心不全が起こり、胎児水腫になると多くは流産という

結果になってしまいます。





 伝染性紅斑は紅斑が出るまでは感染を知ることは困難な病気です。

感染期間はウイルス血症の時期で紅斑の出る前1週間位の間です。

この間に、上記の罹ると危険な人達、妊婦、血液疾患のある人、

免疫不全状態の人に会っていた場合は必ず医療機関を

受診して貰うことが必要です。

早期の対応で危険な状態を避けることが出来るかも知れないからです。

紅斑の出現後は感染する可能性は殆どありません。

小児では登園や登校は紅斑があっても差し支えありません。

また、一度感染すると終生免疫なので二度感染することは

ありません。伝染性紅斑は健常な人では殆ど問題を起こさない

病気ですが、知らない内にかかってはいけない人にうつしている

危険性があることをよく判っていて欲しいと思います。



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