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水痘ワクチンの定期接種化について

水痘は幼児、学童に多い病気で、伝染力が強いために、毎年流行を繰り返し、集団発生を起こします。

今回、水痘の予防のために平成26年10月から水痘ワクチンが定期接種になります。








 水痘は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の感染により発症する、
全身に水疱、発疹が出来ることで知られている病気です。

水痘は新生児から小児全ての年齢に発症する病気ですが、
罹患していなければ成人でも発症します。

日本では毎年約100万人が発症し、殆どは9歳以下の小児で、
特にその7割は4歳以下の幼児です。VZVは水疱の中ばかりでなく
咽頭にも多数存在し、空気感染を通して強い伝染性を持っています。

水痘の空気感染とは、接触や飛沫以外にウイルス粒子が
空気中を漂って感染を起こすもので、近くにいなくても
同じ部屋にいるだけで感染を起こします。

概ね2週程度(10日〜21日)の潜伏期間の後、体幹、四肢に水疱、
丘疹、紅斑などが出現し、次第に痂皮になって1週程で治ります。

小児では多くは発熱もみられませんが、一部には高熱が出たり、
脳炎脳症、肺炎、重症細菌感染などを起こすこともあります。

日本では、年に4000人程度が入院し、20人程度が亡くなっていると
考えられています。また、小児に比べ成人の水痘ははるかに
重症になりやすいことも知られています。



 水痘の治療は、多くは特効薬であるアシクロビルやバラシクロビルが投与され、
皮疹にはフェノール亜鉛華リニメント(カチリ)が塗られますが、
軽症の場合は必ずしも治療の必要はありません。

ただ、伝染の防止という意味で未感染者との隔離が必要となります。

 水痘は小児にとって多くは重症にはならない病気ですが、
その予防は極めて重要です。一つは空気感染で伝染力が
非常に強いことと水疱出現2日前から感染するため
予防が難しいことです。

水痘と分かった時点ですでに周りの人にうつしているので
流行を止められないのです。もう一つは流行になってしまうと、
当然合併症の頻度も増えますし、もし小児でも成人でも
免疫の低下した人が罹ると命に関わる危険な状態になるからです。




 水痘の予防には水痘ワクチンが最も効果があり、
平成26年10月から1歳、2歳の幼児を対象に定期接種が
始まることになりました。
今までの任意接種が公費負担の定期接種に変更になります。
その要項は以下の通りです。

1. 接種対象
  生後12月から生後36月に至るまでの間にある者

2. 接種方法
  水痘ワクチン0.5ml 合計2回皮下接種 接種間隔は3月以上の間隔をおく

3. 標準的な接種期間
  生後12月以降なるべく早期に初回接種
  初回接種終了後6月から12月に至るまでの間隔をおいて2回目接種 

4. 経過措置
  平成26年度に限り、生後36月から生後60月に至るまでの間にある者を
  対象として1回接種

5. その他の条件
  すでに水痘に罹患したことのある者は接種対象外
  任意接種として既に接種を受けている者は、既に接種した
  回数分の接種を受けたものとみなす






 水痘ワクチンの2回接種の意義は、水痘の発症を
より効果的に抑えることにあります。
1回のみの接種でも8割の水痘の発症を予防し、
重症化はほぼ抑えることが出来るとされています。

しかし、1回のみの接種では不十分な抗体しか出来ず、
ブレイクスルー水痘(ワクチンを1回接種しても水痘に罹患)が
10〜20%起こるといわれています。
仮に水痘が軽症であったとしてもやはり感染の原因になり、
流行を抑えることは出来ません。
2回接種をすることで十分な抗体を確保し、長期に予防が
可能になるのです。
接種間隔も本来は4〜5年開けた方が抗体の持続はよくなります。

しかし、今の日本は水痘の流行は4歳以下の幼児が大多数ですので、その年齢での発症を抑えることが大切なのです。




 今回の定期接種化の問題点は、5歳以上は対象外であること、
3歳〜4歳の小児は1回のみ、またすでに任意で1回接種している
者でも3歳以上は対象外になってしまうことです。

この年齢の小児は任意で接種しない限り、2回接種程の
十分な抗体が出来ないために、感染の危険性を
残してしまうからです。

しかし、水痘ワクチンの定期接種化は完全ではないにしろ、
大きな前進であることは間違いありません。
対象の小児は必ず水痘ワクチン接種を受けて頂きたいと思います。




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