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【 夏かぜに注意しましょう 】

 夏期に流行する「夏かぜ」と言われるものは、多くがエンテロウイルスによるものです。 手足口病、ヘルパンギーナ、ウイルス性胃腸炎、無菌性 髄膜炎などがよく流行するもので、発病した時は十分に注意しなければなりません。

 エンテロウイルスは元々腸管ウイルスと言われるものの総称で、咽頭や消化管で増殖します。 コクサッキーA、コクサッキーB、エコー、エンテロといった色々な種類の型があり、ポリオウイルスも その中の1つです。これらの感染は、多くは初夏から秋口に起こりますが、最近は季節に変わりなく冬にも 見られることがあります。
【感染経路】は、飛沫感染と便を介した経口感染で、潜伏期間は2〜5日程度と 短いのが普通です。

【手足口病】はその名の通り、手、足、口内に水疱や発疹が出来る病気で、 発熱はあまり見られません。ただ、発疹の範囲は手足に限らず臀部や 四肢に広がることもあります。

【ヘルパンギーナ】高い熱と同時に、のどの奥に水疱やアフタと言う粘膜潰瘍が出来るもので、 のどの痛みをよく訴えます。

これらの病気は、多くはコクサッキーA型によるものですが、エコー、エンテロ、コクサッキーB型で起こる こともあります。
また、エンテロウイルスは元来腸管ウイルスですから、胃腸炎になることもよくあります。更に、この ウイルスは神経細胞との親和性が高いために、脳とか脊髄といった中枢神経に入りやすく、髄膜炎を起こしやすい ことでも知られています。発熱、頭痛、嘔吐があれば、その可能性があって、コクサッキー、エコー、エンテロウイルス での髄膜炎の流行が毎年のように報告されています。
その他、全身性の発疹症がみられたり、頻度は少ないのですがコクサッキーB型による流行性筋痛症や心筋炎、エンテロウイルスに よる出血性結膜炎などもあります。
治療に関しては、残念ながらこのウイルスに対する特効薬はありませんので、あくまでも症状に合わせた対症的な治療になります。 多くは3〜4日の経過で直っていきますが、髄膜炎のような悪化を避けるために、発症した時は無理をせず安静にすることが 大切です。

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